こんな私だっていいじゃない!

人を気持ちよくさせることで自分を守ってきました。でも、そんな生き方は私にとって幸せじゃない。むしろ自分が可哀そうなんだ!ってやっと気づく事が出来ました。

母親は何処へ。

 

 

皆様にとって良い1年になりますように。

 

 

 

 

少し前の話。

クリスマスの日の話。

 

 

その日。

私が もらったプレゼントにはしゃぐ子供達を見ながらケーキやオードブルを準備していた頃、老いた母親はクリスマス寒波の中、男の元に向かって車を走らせていた。

 

母は前日の夜、男が住んでいるであろう地域とそこまでのルートの渋滞情報と天気予報を調べるよう何度も私の会社に電話をかけてきた。

話の内容なんて誰も予想しないだろう。

心配した上司が定時にあがらせてくれた。

 

 

母が彼氏に会いたくて会うのはいい。

ただ、職場に必要以上に電話をしてくるのは…私の労力を使うので嫌。

 

 

母は家だと電気を使ったり叔父の面倒を見たり金ばっかり使って全然つまらないから男の所に行って正月過ぎまで過ごしてくる、と言っていた。

そして、続けて言った。

 

あの人も自分が言った道で行かないと機嫌悪くするから、本当は違う道で行きたいんだけどねぇ…。

あ!あんた(私)が雪が降って危ないから違う道で行けって言ったから違う道で来たって言えばいいんだ!

ねぇ、あんたさぁ、言ってくんない?あの人に。

「お母さんに雪道を走らせたくないんで違う道で行かせますね。」ってさ!

 

 

私を名前で呼ぶ時は、本当に不都合な場面に立たされた時か、面倒な用事を頼む時か、怒鳴り散らす時ぐらい。

 

だから、今回はただの命令形。

 

 

今の私の中には私がいるので、そんな命令形も目の前を通り過ぎるだけ。

 

 

 

 

母はこれからも何処へイクノダロウ。