デートは急いで。
緊急事態宣言が発令されると生活にどんな影響が出るのか...。
3.11の時に経験した沢山の事柄を思い出す。
日本人は災害時でも列を作ってちゃんと順番待ちをする。とかあったけど、実際の現場はコンビニの店員が店の入り口のドアをロックし、尚且つ、入り口前には自分の車を横づけにして壁を作り、店の中に置いてある防犯用の金属バットを片手に店の奥で店の商品と自分の身を守っていたなんて、誰が想像するのだろう。
そんな店の外では血まみれの母親と子供が「店の中に入れて下さい!助けてください!」と泣き叫んでいるのだ。
それでも店の中には決して誰一人入れる事がそのコンビニ店員には出来ない。
万が一、外から誰かが入ってきて店の商品に手をつけようものなら、彼は間違いなくその金属バットを振り下ろしていただろう。
3.11とはそういう状況を普通に生み出していたのだ。
「絆」の裏で私と上の子は戦友になった。
3.11から3か月経っても、私達2人は白菜の外側の葉1枚を油と醤油で炒めて味付けしたモノをおかずにしてご飯を食べていた。
それでも1日2食を上の子に食べさせる事が出来ていた。
やっとさんま1匹を買えた時には嬉しくて上の子に丸々1匹を食べさせた。
自分は色んな意味で胸がいっぱいだった。
自分と自分の大切な存在を守れるのは自分(の力)だけなんだ。と本当に思い知った。
今回のコロナも災害。
今度は私は後悔したくない。
絶対にしない。
誰の物差しも当てにはならないし、当てにする気もない。
上の子も同じ気持ちだ。
今回はもう1人大切な子供がいる。
上の子とはよく話し合って今回の災害についての我が家の対応を決めたり、下の子の対応もフォローしてもらっている。
もちろん今回のパートナーは前回のパートナーとは違うし、パートナーにはパートナーの考えもあるだろう。
ちなみに上の子は前のパートナーとの間に儲けた子で、下の子は今のパートナーとの間に儲けた子供です。
さて。
明日はデート。
まだ先は長いんだから。